帯広畜産大学 / Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine

OBIHIRO GCOE: Animal Global Health

拠点活動 / Meetings & Activities

2013.04.15(Mon)

AGH最終シンポジウム議事録

2月27日(水)に開催いたしましたAGH最終シンポジウムの議事録(PDF)につきましては、以下よりダウンロードできます(※関係者のみ閲覧可能としていますので、パスワード設定しております)。

おかげさまにて、本学における今後の教育・研究展開について、建設的な話し合いの機会を持つことができました。改めてお礼を申し上げます。
帯広畜産大学グローバルCOEプログラム「アニマル・グローバル・ヘルス(AGH)」は平成25年3月をもって終了致しましたが、このプロジェク トが一貫して指向した、大学での教育研究の「学際」「国際」化を後押しする活動はその後も継続することになります。

この過程においては、皆様からこれまでいただいておりました、フィードバックとご協力が引き続き必要となります。

どうぞ、今後ともよろしくご指導ご協力いただけますよう、お願い申し上げます。

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拠点活動 / Meetings & Activities

2013.02.15(Fri)

AGH最終シンポジウム(The Final Symposium of Animal Global Health)のお知らせ

 以下の日程で、本学グローバルCOEプログラムの公式シンポジウムを開催致します。

 本学グローバルCOEプログラム「アニマル・グローバル・ヘルス」では、2008年度の採択以来、畜産衛生学に重点化した世界唯一の国際的教育研究機関への発展を目指して活動して参りましたが、この3月でいよいよ終了を迎えます。そこで、5年間に渡る活動の成果を振り返り、終了後の展望を議論する場として、AGH最終シンポジウムを開催します。

 本シンポジウムでは、拠点リーダーよりAGHの成果と、それらの成果を今後の教育・研究へ展開するための計画について報告します。また、本プログラムより1年早くGCOEプログラムを終了された鳥取大学・乾燥地研究センターと京都大学・東南アジア研究所より、それぞれ坪充准教授と河野泰之教授をお招きし、GCOEプログラムの成果をプログラム終了後の大学の教育研究に活用、発展させる取り組みについてご講演いただきます。

 AGHの終了を新たな活動の始点と捉え、これまでの活動を基盤として、本学の教育・研究プログラムの更なる発展を図るため、皆様の活発なご意見を頂きたいと考えております。多くの方のご参加をお待ちしております。


             記

日時:平成25年2月27日(水)午前9時00分-午前11時45分
場所:かしわプラザ
使用言語:日本語
参加登録:不要


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2012.12.10(Mon)

AGHトップフェロー&フェローの大学院生4名が日本学術振興会特別研究員へ採用内定

本グローバルCOEのAGHトップフェロー・AGHフェローとして活動されている大学院生から計4名が平成25年度日本学術振興会特別研究員(*註)へ採用されることが内定しました。喜びのコメントと今後の抱負などを伺ってきました。


畜産衛生学専攻博士後期課程2年
アグロエコシステム・ヘルスセルユニット所属(AGHフェロー)
薄井美帆さん:
学振の採用内定の知らせを受け、とても嬉しく思っています。実は前回の学振応募の際は、一次面接まで進んだものの採用には至らなかったので、諦めずに挑戦してよかったです。指導教員の河津信一郎先生、井上昇先生、いつも支えてくれたラボのみんなにはとても感謝しています。学振は、生活費の面でももちろんですが、研究費も配分されるため、博士後期課程で学業・研究を安心して続けてゆくためにはとても重要な制度と感じています。現在はマラリア原虫に関する研究をしています。感染に苦しんでいる方の助けになるよう原因解明・予防等に向けてこれからも基礎研究を続けていきたいと思っています。博士後期課程はあと1年ですが、卒業後1年間は学振のポスドクとして研究を続けられることもできるので、できれば海外で研究活動をしたいと考えています。今回の採用をきっかけに広い視野を持ちグローバルに活躍できる研究者を目指して日々精進していきたいと思います。


畜産衛生学専攻博士後期課程1年
大動物衛生遺伝生理学セルユニット所属(AGHトップフェロー)
眞方文絵さん:
獣医学部卒業後、臨床獣医師への道も考えましたが、「もっと専門的な知識や視野を広げて、現場へ還元したい」という思いが強くなり、博士後期課程への入学を決めました。入学後は、初めての研究テーマに取り組んでいることもあり、学振の申請書作りは自身の研究と向き合う良いきっかけになりました。採用内定の知らせには正直びっくりしましたが、安心して学業・研究に専念できるので大変嬉しく思っています。現在は「牛の病気のメカニズム」をテーマに取り組んでおり、牛の獣医療に魅力を感じているので、この研究テーマに関われることに幸せを感じています。現場からスタートした強み=自分にしか持っていない感覚を常に大事にしながら、何事にも積極的に取り組んでいきたいと思います。また将来は今までの経験を生かし、海外での研究活動にも挑戦してみたいです。最後になりましたが、指導教員の清水隆先生と、これまでご支援いただいた多くの先生方に感謝申し上げます。


畜産衛生学専攻博士後期課程1年
畜産資源生体機能制御学セルユニット所属(AGHトップフェロー)
亀山響子さん:
採用内定が決まった時はとても驚きましたが、今は嬉しさと安心した気持ちでいっぱいです。一時は本気で「研究に向いていないんじゃないか・・・」と諦めかけた時もありました。しかし今回初めて外からの評価が目に見える形で学振への採用という結果につながり、今までの方向性は間違っていなかったと自信が持てるようになったのは自分の中ではとても大きいです。この場を借りて指導教員の西川義文先生、落ち込んでいる時には何気なく声を掛けてくれて励ましてくれた研究室のみんなには感謝申し上げます。最初は原虫病研究センターで研究をしたいという漠然とした憧れからスタートしました。それが今では自身の研究テーマに巡り合うことができ、現在は免疫と寄生虫のメカニズム解明について研究を進めています。あくまでも研究を「させていただいている」ということを念頭におきながら、研究者という将来の夢に向かって残りの博士課程を有意義に過ごしていきたいと思います。


岐阜大学大学院連合獣医学研究科1年
動物産業衛生福祉セルユニット所属(AGHトップフェロー)
新田あかねさん:
審査結果を見るときはとても緊張したのですが、採用内定がわかったときは本当に嬉しかったです。就職か博士後期課程進学か悩んだ時期もありましたが、経済的支援であるAGHフェロー制度、学振制度を知ったのもひとつのきっかけとなり「やれるところまでやってみよう!」と進学を決意しました。現在は「妊娠とマラリア原虫」に関する研究テーマに取り組んでいます。研究を進めていると、なかなか思うようにうまくいかず、行き詰まることもあります。そんな時は、友だちとおしゃべりしたり、出掛けたりして、気分転換をして新たな気持ちで取り組んでいます。将来は企業や研究所等で活躍できる研究者を目指しており、国際学会で知り合った様々な国の研究者にお会いできたことが憧れにつながりました。現場に役立てるような研究を目指して、今後も精進していきたいと思います。最後になりましたが、指導教員の鈴木宏志先生、研究室のみんなに感謝申し上げます。


 時に悩みながら、立ち止りながら、それでも研究に向かうのは「誰かの笑顔のために」・・・今自分ができることを一生懸命に取り組んでいるみなさんの姿勢には、心動かされるものがありました。将来の女性研究者4名の今後のさらなるご活躍を期待しております!


*註:日本学術振興会の特別研究員制度とは?・・・将来、日本の学術を担うトップクラスの若手研究者を養成・確保する観点から、審査により、特に優れた大学院生を採用し、給料(研究奨励金)を支給する制度。
通常、特別研究員の書類審査後は、面接試験がありますが、今回は4名とも書類審査の段階で選出・採用となり、面接は免除となっています!

左上:薄井さん、右上:眞方さん、左下:亀山さん、右下:新田さん

左上:薄井さん、右上:眞方さん、左下:亀山さん、右下:新田さん

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2012.11.20(Tue)

第47回AGHセミナーコンソーシアム

演者:Wojciech Makalowski先生(ドイツ ミュンスター大学・教授)
講演タイトル: Phylogenetic analyses reveal a wide distribution of neuroglobin and globin X

Wojciech Makalowski先生はバイオインフォマティス分野の草分け的存在の一人で、ポーランドのポズナン大学で学位を取得後、1994年からアメリカNCBIに所属され、2001年からはペンシルバニア州立大学で准教授を、2007年からはドイツのミュンスター大学の教授として、分子進化、ゲノム進化の分野を中心に研究を行われています。
本セミナーでは、ヘモグロビン、ミオグロビンと近縁なタンパク質ファミリーに属し、主に脳で発現する第3の型のグロビンであるニューログロビンの起源やその発現制御機構について、バイオインフォマティス解析によって得られた最新の知見についてお話しいただきます。
皆様の多数の御参加をお待ちしております。なお、使用言語は英語です。学部生から大学院生、ポスドク、教員まで幅広い方のご参集をお待ちしております。

日時:11月26日(月) 15:00-16:30
場所:原虫病研究センターPKホール

連絡先:原虫病研究センター・河津信一郎 内5846

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2012.10.23(Tue)

グルジア訪問(フィールド展開活動報告)

 地図を広げ、地中海から北東へ視線をずらすと黒海、カスピ海が目に入る。二つの海に挟まれた格好で黒海東岸に広がる横長の国が、今回訪れたグルジアである。北と南を大小カフカス山脈にはさまれ、急峻な山あいに町や村が点在する。決して豊かとはいえないが、農畜産業を主体として約448万の人々が暮らしている。地理的要因からグルジアにはツンドラ以外すべての気候帯が存在し、多様な生命をはぐくんでいる。また、ワイン用ブドウ品種発祥の地として知られ、トルコあるいは黒海を経由して地中海やヨーロッパの国々へ伝播したと考えられている。
 フィールド食品機能科学ユニットリーダー浦島 匡教授がグルジアのエリアバ研究所を訪れ、これを縁としてTamar Japaridze(タマラ ジャパリゼ)が本学学生として来日したのは今から6年前、2006年のことである。彼女は一貫して牛乳に含まれる機能性タンパク質の研究に携わり、2012年3月博士後期課程を修了した。帰国後、グルジア農科大学に職を得、現在、酪農科学をテーマとする研究室をゼロから立ち上げようとしている。筆者のグルジア訪問の目的は、多様な生物資源の探索、グルジア農科大学との共同研究体制の構築、そしてタマラへの学位記授与である。
 首都トビリシから北へ山を二つ越えた盆地に、目指す酪農家はあった。行程の半分以上が急カーブや未舗装のため、たっぷり片道3時間ほど車に揺られて辿り着いた。そこではグルジア固有種のウシを数十頭飼育していた。ホルスタインより小柄で乳房も小さく、警戒心の強いウシであった(写真a)。自家製チーズは塩味が非常に強く、白色から淡黄色を呈し、小さなガス孔が見られ、耐塩性の高いヘテロ発酵乳酸菌の存在が伺われた(写真b)。主人は夏のあいだ酪農業を営み、冬は国境山岳地帯で警備員をするそうだ。帰り際、タマラはマツォーニと呼ばれる伝統的発酵乳を購入した(写真c)。
 
 トビリシは建設ラッシュである。市内の建築物は主にロシア帝国あるいはソビエト連邦時代のもので、一見して重厚である。しかし部分的にしか使用されておらず、たとえば1階には店舗が入って営業しているが2階より上は窓も破れたまま、といった具合である。これらは修復されつつあり、さらにガラス素材を多用したモダンな新建築が市内に散在する。タマラが勤務するグルジア農科大学も同じ状況で、設備が全て整うまで数年かかりそうである(写真d)。案内された彼女のラボは実験台以外何もない、まったくのカラッポ状態であった(写真e)。まずは実験機器や試薬の購入ルートを確保するそうだ。多くの困難を伴うだろうが、成功することを切に願う。ラボ見学後、学術交流セミナーを開催した(写真f)。植物や微生物を利用した土壌中トリニトロトルエンの除去など、紛争の絶えない地域ならではといった課題があることに驚いた。また、特産物であるワインや茶の健康機能性について、より深く知りたいという情熱を感じた。今後、バイオマス利用や食品機能性に関連する分野で共同研究体制を構築することが可能であろう。手始めとして、筆者とタマラのグループでマツォーニの機能性成分を解析する予定である。ご興味のある方は、是非ご一報いただければと思う。

 タマラのご両親に招かれ、夕食をご馳走になった。彼女の自宅はトビリシ市南側に位置する山の中腹、いわゆる山の手にあり、市内が一望できる(写真g)。夕食前のひと時、夜景が良く見える彼女の部屋で、ご両親を交えしばし歓談した。夕食のメニューはグルジアの家庭料理で、全て母親の手作りである。チーズや胡桃をふんだんに使った料理が多く、自家製ワインも供された。途中、タマラに学位記を手渡した(写真h)。晴れて博士として認められ、タマラはもちろんご家族も嬉しさで一杯の様子であったが、とりわけ母親の涙が印象に残った(写真f)。

 今回のグルジア訪問は、GCOE「アニマル・グローバル・ヘルス」の助成で実現することができた。また、タマラの在学時も研究遂行にご支援いただいた。本事業によりかかる有為な人材を輩出し、畜産衛生に深くコミットするであろう、国際的な共同研究体制の礎を築くことができた。ここに深く感謝申し上げます。

フィールド食品機能科学ユニット
福田 健二

グルジア訪問写真

グルジア訪問写真

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2012.10.19(Fri)

AGH助教転出のお知らせ

AGH助教の山岸潤也先生(アグリ・インフォマティクスセルユニット)が、2012年8月より東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 ゲノム解析分野の助教として転出されました。今後より一層のご活躍をお祈りいたします。

<退任挨拶>

帯広畜産大学では、GCOEの1年半、それから原虫病研究センターでのポスドクを併せると丸4年の間、拠点リーダーである河津教授をはじめ、AGHブレインチーム、スタッフ、学生の皆様など、多くの方にお世話になりました。最初に感謝とお礼を申し上げます。
それから、十勝の自然や住民の皆さんがもつ寛容さからも多くのものを頂きました。4年間の生活で日常となっていた馬の蹄が立てる音で目覚める朝や、号令一下30分でBBQを始める仲間達、ちょっと油断すると水道管を凍結破裂させる容赦ない冬など、振り返ってみると、これは十勝以外ではなかなか得難い貴重なものであったと思います。
この度、縁があって東北大学東北メディカル・メガバンク機構で研究を続けることになりましたが、帯広で過ごした4年間で得たものは、ある時は見える形で、別の時にはそれと気づかせずに、これからの活動の裏打ちとなるのだと確信していますし、4年間で頂いたいくらかでも帯広へ返せるように、今の場所で研鑽を積む所存です。
これが私だけではなく、巣立っていった皆の力が帯広の大きな器に還流し、地域と帯広畜産大学の更なる発展に繋がっていくことを願って、退任の挨拶とさせて頂きます。


AGH助教
山岸 潤也

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2012.09.19(Wed)

第46回AGHセミナーコンソーシアム開催のお知らせ

演者:Carlos Suarez先生(ワシントン州立大/アメリカ農務省・准教授)
講演タイトル:The use of transfection technology as a Babesia bovis vaccine development tool

Carlos Suarez先生はアルゼンチンのブエノスアイレス大学にて学位を取得後、アメリカに移住しワシントン州立大学においてアメリカ農務省職員として主にバベシア症の研究を行っています。Suarez先生は特に遺伝子改変Babesia bovisを用いたワクチン開発において世界をリードする研究者として知られ、2011年の世界獣医寄生虫学会議においても招待公演者として講演を行っています。本セミナーにおいても遺伝子改変B. bovisの話を中心にバベシア症のワクチン開発についてお話し下さいます。皆様の多数の御参加をお待ちしております。なお、使用言語は英語です。学部生から大学院生、ポスドク、教員 まで幅広い方のご参集をお待ちしております。

日時:9月25日(火) 17:00-18:00
場所:原虫病研究センターPKホール

連絡先:原虫病研究センター・先端予防治療学分野
    河津 信一郎、麻田 正仁 (内線5805)

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2012.09.10(Mon)

2012 年度(秋季)AGHフェローの募集について

本学グローバルCOEプログラム『「アニマル・グローバル・ヘルス」開拓拠点』では、アニマル・グローバル・ヘルス (国際畜産衛生学)という新しい学問領域を創生し、地球規模の畜産衛生分野の展開に携わることができる、国際的に卓越した専門家の育成体制を確立することを目指します。そこで、本プログラムの拠点における教育と研究の推進に、AGHリサーチアシスタント(AGHフェロー)として尽力いただける大学院生を募集します。プログラムの趣旨をご理解頂き、ご応募ください。詳しくは、「AGHフェロー募集要項」および「AGHフェロー採用申請書」をご覧下さい。

提出書類:
(1)「AGHフェロー採用申請書」原本1部、コピー5部 
(2)市販様式の履歴書(写真付き)原本1部
期限:2012年10月18日(木)午後5時 
提出先:総合研究棟I号館・AGH教育研究支援オフィス(学務課・加藤香織)
提出方法:学内便もしくは直接提出

-OPEN RECRUITMENT-
AGH Fellow (Research Associate) in Frontier Program for Animal Global Health and Hygiene (Fall 2012)

Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine applied to the GCOE program and our proposal entitled "Frontier Program for Animal Global Health and Hygiene" (Program Director: Prof. Shin-ichiro Kawazu) was successfully accepted in 2008. The RA's purpose is to provide opportunities for graduate students to conduct cooperative research and education with leading research groups (Cell-Unit) in our university. The RA allows such grad students to advance their own research/education while contributing to the progress of research in the GCOE program. For the detail of the RA position, please take a look on both "About AGH Fellow (PDF file)" and "AGH Fellow Application Form (Word file)" .

(a) Materials to be submitted:
  1. Application form to be filled in by the each candidate (attached form)
    : 1 original and 5 copies
  2. Personal resume (with facial portrait): 1 original
(b) Application deadline:
  1. October 18 (Thursday), 2012
  2. Submit to the AGH Office (Kaori Kato, Administration Office in Building I)
(c) Selection process:
  GCOE selection committee will inform the result until end of October and RA
  will start November 1st, 2012.

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2012.09.06(Thu)

AGH助教転出のお知らせ

AGH助教の白砂孔明先生(大動物衛生遺伝生理学セルユニット)が、2012年3月より自治医科大学・分子病態治療研究センター・バイオイメージング研究部の助教として転出されました。今後より一層のご活躍をお祈りいたします。

<退任挨拶>

 『AGH助教』として、母校である帯広畜産大学に戻ってきてからの3年間、非常に濃密な時間を過ごさせて頂きました。着任後、早々に開催されたAGH国際シンポジウムでの口頭発表(当然英語でした)で、本当にアタフタしていたあの頃が懐かしいです。
 転出の挨拶ということで、時間軸が交差してしまいますが、私の新しい活動の「場」である自治医科大学に異動して既に半年が経ちました。帯広を離れたことで、時間が経てば経つ程、帯広畜産大学そしてAGHプログラムの「凄さ」や「素晴らしさ」を実感できます。仲間同士の強い繋がりを駆使した縦横無尽で自由な研究環境、教員だけはなく学生から国際化を目指したアクティブな研究教育活動、「やりたい」と思ったことに関して様々な協力関係を構築して迅速に動ける機動力。これら全て、帯広畜産大学が持っている、紛れも無い強力な武器です。その素晴らしさの中で、自由に活動させて頂いたことは自分の財産になりましたし、これらを次の場でも取り入れ、活かせるように作り上げて行くことが重要だと考えています。
 最後になりますが、拠点リーダーである河津教授をはじめとするAGHブレインチームそしてスタッフの皆様、AGH構成員の皆様、そして帯広畜産大学の皆様に感謝申し上げます。また、AGHプログラムおよび帯広畜産大学の益々のご発展を祈念致します。


AGH助教 
白砂 孔明

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2012.07.03(Tue)

第45回AGHセミナーコンソーシアム(JICAセミナー)開催

「Analysis of Gene Function Based on a Genome browser(ゲノムブラウザーを利用した遺伝子機能探索入門)」
演者:山下 理宇先生(東北大学・准教授)
日時:2012年7月6日(金)15:00-17:00
場所:原虫病研究センター PKホール

遺伝子機能を探索することは、ゲノム情報解析の最も重要な課題であり、得られた情報はデータベースの形で蓄積・公開されてきています。本セミナーでは、ゲノムブラウザを利用し、ゲノム上での遺伝子の位置や機能を探索する方法について入門的な説明を行います。なお、使用言語は英語です。学部生から大学院生、ポスドク、教員まで幅広い方のご参集をお待ちしております。

※なお、今回のセミナーではパソコンを使用しますので、参加される場合は、PKホールで無線LANが使えるパソコンを持参ください。

連絡先:AGH助教 山岸 潤也(内5935)

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