学生に伝えたいこと

豆は世界を救う
よく学び・よく遊び・考える
理科教師を目指している人へ

小嶋研究室、最近の研究テーマ

食とその安全・安心に関するテーマを生化学的手法を用いて解明する

(道立農試、道立食加技センター、民間企業との共同研究)

A 食品機能解析

1.北海道産の豆類や果実類に含まれる機能性化合物の構造と機能解明 

北海道十勝は日本の主要な豆生産地である。特に小豆生産は世界に誇れる歴史と実績を持っている。豆類の食料・食品としての有効性を解明する研究を広くおこなっている。特に、豆類に含まれる食品機能性成分(ポリフェノール、色素類)に注目して、化合物の分離精製と構造解析と評価を行っている。

北海道産の果実:ブルーベリー、プルーン、ハスカップなどの果実にはアントシアニン、ポリフェノール類が多く含まれている。果実類に含まれる機能性成分の品種間での差異を解明して北海道に適した品種育成に役立つ基礎実験を行っている。

2.農畜産物のバイオマス:未利用資源の飼料化・肥料化 

豆腐粕やホエー、小豆柏、煮汁廃液、魚のアラなどの有効保存法や利用法を検討して、飼・肥料の製品化を試みている。サイレージとしての効率を検討している。



B 低温障害・生理解析

1.アズキの低温障害機構の解析 

アズキは低温に弱い植物であり、出芽期、発芽初期、開花期において低温によるダメージを受けることが知られている。各生育段階の低温ストレスに対する生理を解析して、耐冷性メカニズムを明らかにすること、低温障害に強いアズキ品種の育成のための基礎を築くことを目標に研究を行っている。また、アズキの持つ特徴的な遺伝子の解明も目標にしている。


2.脂質・糖質代謝機構の解明
 

アシルCoAは、脂質・糖質代謝に重要な活性化合物である。そのアシルCoAと結合するタンパク質の生理作用を解析している。

(特別)理科教育の基礎と実践

将来、理科教師、理科教育に関連の仕事に携わりたいと希望する学生には、実践的な研究テーマ・内容を考えたいと思っています。理科教師を志望する学生は、生物、化学の基礎的な研究テーマを選ぶことも可能です。また、上記の研究テーマと平行して理科教育関連のスキルを磨くことも出来るプログラムがあります。

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