学長挨拶

 「帯広畜産大学基金」のホームページをご覧いただきありがとうございます。
 帯広畜産大学の教育・研究活動に対し、日頃より温かいご理解とご支援を賜り、心から御礼申し上げます。
 本学は、日本の食料基地である北海道十勝に位置するという特徴を最大限に活かしながら、農畜産・獣医融合教育を目指し、「食を支え、くらしを守る」人材育成に取り組んでいます。
 平成 16年度の国立大学法人化以降、毎年運営費交付金が激減しており、今後も社会保障費の拡大等により高等教育予算が増大することはもはや期待できません。これまでも徹底した節減や大幅な教職員の削減により対応してきましたが、このままでは更なる人員の削減や教育研究費の圧縮を行わざるを得なくなり、教育の質の低下や学生修学支援経費の縮減に繫がる懸念があります。
 これからも充実した学びの場を提供し、意欲と能力のある学生への修学支援を手厚くしていくためには、恒常的に安定した財政基盤が重要となります。
 平成28年度からは、以前より国立大学からお願いをしておりました税制改正も叶い、寄附者の皆様の税額が従来よりも軽滅される制度も創設されました。この基金は皆様からの寄附金を基に運営されています。
 何卒この趣旨にご賛同いただきまして、本事業が末永く実施できるよう、是非ともご寄附へのご協力を賜りたく、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

国立大学法人帯広畜産大学長  奥 田  潔