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帯広畜産大学

企業等集積プラットフォーム(産学連携センター)

第8回 帯広畜産大学 産学官金連携交流会mini   ~アライグマ被害対策の最前線~ を開催

8 月29 日(木)に、第8回 帯広畜産大学 産学官金連携交流会 mini を開催いたしました。 今回は「アライグマ被害対策の最前線」をテーマに、3 名の講師がそれぞれの専門分野から、アライグマ対策の最新情報を中心に講演を行いました。当日は会場とオンライン含めて約65 名の方にご参加いただきました。

講演者1: 山口沙耶 氏
     (北海道立総合研究機構 エネルギー・環境・地質研究所)


最初に、「北海道におけるアライグマ被害の現状」と題して、山口氏よりご講演いただきました。
アライグマ を捕まえる法的制度や、アライグマ捕獲数増加の現状、生態系への影響や人間との軋れき、農業被害を防ぐための対策ポイントなど、具体的にお話いただきました。

講演者2: 浅利裕伸 准教授
     (帯広畜産大学 環境農学研究部門)


次に、「十勝地域のアライグマを対象とした最近の研究成果」と題し、浅利准教授よりご講演いただきました。
効果的・効率的な捕獲を目的として、アライグマに発信機を付けた調査のお話やデータ解析の結果から示されたアライグマの行動圏について、観測地点の様子を交えながらお話いただきました。

講演者3: 井上柊太 氏
     (新十津川町 産業振興課)


最後に、「アライグマ対策における先進地域自治体の取組み」と題し、井上氏よりご講演いただきました。
空知地方の新十津川町で実施されている ‘箱わな’ を利用した捕獲体制や、捕獲情報の記録や分析、生息調査や地域への普及啓発活動などについてお話いただきました。

講演後にはそれぞれ質疑応答の時間が設けられ、参加者からの質問に対して講師陣が丁寧に回答しました。講演後の交流セッションにおいて活発な議論が行われました。
イベント終了後に実施したアンケートでは、参加者の9 割以上が「とても満足」「満足」と回答しました。情報共有の重要性を指摘するコメントや、自治体での対策に活用したい、といった声が寄せられ、害獣対策に悩みをもつ参加者からの質問もありました。また、「有用な情報が得られた」「交流会では自由な雰囲気で議論できたのでよかった」などの感想も寄せられました。今後のイベントに対するテーマや要望も多く寄せられ、次回の企画に向けた貴重な意見が集まりました。

※今回のイベントの概要は、こちらから。

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