食品安全マネジメントシステム推進室

 帯広畜産大学は、「食を支え、くらしを守る」人材の育成を通じて、地域社会と国際社会への貢献を目指しています。
 食を支える人材とは、農畜産物の生産から消費者の食卓に至るまでの全ての過程で「安全を確実に保証する活動を行える知識・技能を持った人」であると考えます。
食品安全マネジメントシステム推進室は、これらの人材を育成するために設置されました。

 具体的な活動目標は十勝・北海道地区の食品製造企業の皆さんを対象に「HACCPシステム構築専門家や、構築されたHACCPシステムを円滑に運用できる人材」の育成、更には食品製造業界で急速に普及しているISO22000やFSSC22000等の「国際標準の食品安全マネジメントシステムを構築、運営が出来るグローバル人材を育成する」こととしています。

 平成26年度は、これらの目標達成の為の基盤整備を行い、平成27年度よりHACCPシステム構築の基礎教育と本学内にある乳・肉加工実習施設やFSSC22000認証取得施設の畜産フィールド科学センター乳製品工場等を活用した、極めて実践的な演習による教育訓練を開始する予定です。

 また、その他の業務として、過去に実施された「アグリバイオ人材育成事業」や、現在実施されている「フードバレーとかち人材育成事業」の「食品安全管理コース」等を受講した研修生に対して、北海道HACCPシステム認証取得活動に関する支援なども行っています。

 当室は食の安全を向上させるために、頑張る企業を応援しますので、その際は気軽にお声掛けをお願いします。

食品安全マネジメントシステム推進室長 特任教授 渡辺信吾