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帯広畜産大学

企業等集積プラットフォーム(産学連携センター)

第3回 帯広畜産大学 産学官金連携交流会mini ~北海道における自給粗飼料活用シンポジウム編~を開催

産学連携センターでは,昨年度からスタートした企業等集積プラットフォームの取組みの一つとして地域企業に向けたアンケートにて要望の高かったテーマを取り上げ,少人数による密な交流・連携の場づくりを目指し,「産学官金連携交流会mini」を企画しています。

今回は,北海道における自給粗飼料の活用をテーマに取り上げ,北海道畜産草地学会と共同で開催しました。新型コロナウイルス感染症対策のため,Zoom配信によるオンラインのみの開催に変更となりましたが,110名の方にご参加いただきました。

冒頭,本学畜産フィールド科学センター長である小池教授より開会挨拶があり,前半は「新規粗飼料としてのソルガムの可能性」をテーマに,カネコ種苗株式会社 鈴木雅憲氏,雪印種苗株式会社 佐藤尚親氏,本学 環境農学研究部門 秋本正博准教授および生命・食料科学研究部門 花田正明准教授の4名から北海道に適したソルガムの品種や栽培方法,飼料作物としての可能性についてご講演いただき,後半は,「ICTを活用した粗飼料資源管理」をテーマに,農研機構 北海道農業研究センター 坂上清一氏より,ドローンで得られた空撮情報による草地・飼料作物の収量と雑草分布予測についてご講演いただきました。
最後に,総合討論にてシンポジウム全体を通して参加者からの質問等について,意見交換を行いました。

参加者からは,「ソルガムによる自給粗飼料の拡大は今後の気候変動,世界人口増加,飼料価格の傾向を考えると必要な戦略だと思う」,「食害を受けづらい飼料作物の導入に関心があり,加害獣の作物に対する馴化や採餌場として圃場をどのように認知するか等について,複合領域の専門家による研究の進展が望まれる」,「新たな飼料作物栽培の動きを知る機会となった」等,多くの質問や感想をいただくと同時に,新規飼料作物についての関心の高さを伺えるシンポジウムとなりました。

テーマ別の産学官金連携交流会miniは,年3~5回のペースで実施してまいります。地域企業等の皆様のニーズに合わせたテーマを設定するため,昨年度新たに設置した企業等集積プラットフォームの会員のみなさまを中心にテーマを募集しております。是非,同プラットフォーム(入会無料)にご登録いただき,皆さまのご要望をお寄せください。
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