メールの書き方
近年、コンピューターや携帯電話の普及の結果、Eメールが重要なコミニュケーション手段となっています。手紙や電話に比べて、「安い」、「書きやすい」、「いつでも送れる」というメリットがありますが、Eメールの書き方によって相手に不快感を与えるのみならず、正しく情報が伝わらないことがあります。したがって、最近メールの書き方を指導している教員が増えています。敬語の使い方については、このサイトをチェックしてください。ここでは、主に「正しい書き方」を紹介します。参考にして下さい。
相手が何時に読むかわからないので「こんにちは」などの挨拶は不要です。
メールには「本文の最初」に、必ず学部・学年・履修クラス・氏名を書いて下さい。
氏名はフルネームで書いて下さい。氏名を明記しないメールはものすごく非常識です。複数のやりとりがある場合でも、毎回氏名を明記する必要があります。
(慶應義塾大学の松岡和美先生のサイトから)
メールの最初には「宛名」、最後には「署名」を書いて下さい。
「件名」を必ず書いて下さい。また 「件名」は「質問です」とかではなく、なるべく具体的な内容にすること。
質問やお願いのメールの場合は「ご多忙中」「お忙しいところ」「申し訳ありません」「恐縮ですが」などの表現を使った方が適切です。自分の都合で質問・問い合わせ・頼みごとをするときには、一回目のメールに「ご多忙中のところ申し訳ありません」「お忙しいところ誠に恐縮ですが」などのフレーズを必ず入れてください。メールの最後は用件が何であってもたいてい「よろしくお願いします」となります。
(慶應義塾大学の松岡和美先生のサイトから)
「早めの返信お待ちしております」などと締めくくる学生さんがいますが、このように、相手に(「早く返信しろ」と)指図をするような表現は、大変失礼です。同じような例に「このメールへの返信は必要ありません」というのがあります。返信するかしないかはメールをもらった相手(教員)が決めることです。人を敬うという態度の基本は「自分のことより相手の都合を先に考える」「物事はなるべく相手に決めてもらえるように配慮する。自分は合わせる」という発想です。こういう余計なひと言で読み手に悪印象を与えないよう気をつけましょう。
(慶應義塾大学の松岡和美先生のサイトから)
自分の問題が解決したら、ぷっつりと連絡がそこで終わってしまうというタイプの学生さんがよくいますが、大変失礼な態度だと思います。まれではありますが、メールが何かの事故で届かないということは21世紀でも起こり得ることです。メールが届いたことを確認してもらう意味でも、最後のお礼は必ず書きましょう。
(慶應義塾大学の松岡和美先生のサイトから)
例
○○先生
返信ありがとうございました。参考にしたいと思います。
山田 太一郎
悪い例
送信者: foobar-1234.pekepeke-happy@docomo.example.com
日時:2010年X月X日 20:45
件名: (無題)
本文:
レポート提出の締め切りはいつですか!?
わかりません(泣 ><;;;)〓〓
送信者:dream-lovegogo
日時:2010年X月X日 20:45
件名:X組の山田太一郎です。
ライティングの勉強したいんですが、何したらいいんですかね?先生が暇なときに相談していいですか?何かいい本あったら教えてください!!早目のお返事お待ちしています♪
良い例
送信者:Taichiro Yamada
日時:2010年X月X日 20:45
件名:「XX学概論」レポート課題(山田太一郎)
○○先生
「XX学概論」を受講している、文学部3年X組の山田太一郎です。今学期の期末レポートの件ですが、いま考えているトピックや内容について、少しご相談できればと思います。
先生のご都合のよい時間をお聞きして、研究室の方にうかがいたいと思いますが、よろしいでしょうか。お忙しいところお手数をおかけして恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
山田 太一郎