2月19日に「農業経営特別セミナー」の第2回講義を実施しました。
本講義は,様々な分野から講師を招いて講演を行い,自らの農業経営,組織経営における課題解決のヒントを得ることを目的としています。
第2回目は慶應義塾大学商学部遠藤正寛教授を講師にお招きし,「道外の国際経済学者が見る北海道農業の特徴と課題」と題してお話いただきました。
始めに,本学岩本教授から本講義の主旨として,十勝で農業に関わる業務を行っていくうえで,国際的又は日本国内で北海道及び十勝農業がどのように位置付けられているか,俯瞰的に理解することが必要であることを説明しました。
講義では,全国と比べた北海道農業の産出規模や北海道の農業経営の特徴などについて,図表やデータを用いて丁寧に説明いただきました。また,説明の合間に質疑や意見が無いか確認し,受講生は疑問点や実際の農業及び関連業者としての意見などを出し合ってディスカッションを行いました。
講義の終わりに遠藤教授より,十勝は日本農業を先導する地域であり,特に強い経営者意識があることが強みだと考える。十勝農業を応援する人間として,課題などがあれば協力をしていきたいと講義を締めくくりました。
本講義により,新たな視点で十勝農業を考える機会となりました。
講師の遠藤教授 講義の様子