2月17日に「AIとDXセミナー」を実施しました。
本講義は,AIの基礎概念について理解し,農畜産業におけるAIの活用方法について検討できる知識を習得し,DX環境を構築するための要件について理解することを目的としています。
また,帯広畜産大学と帯広市が共同実施するフードバレーとかち人材育成事業特別講習としても開催しており,NTT東日本ビジネス開発本部データビジネス共創担当部長河添裕介氏を講師にお招きし,計17名が受講しました。
始めに,人口減少により農畜産業においてもAI・DXを活用したスマート農業を推進する動きがある現状を説明し,NTT東日本で実施している農畜産分野でのDX事例を紹介しました。続いてAIの基礎について,課題に対してプログラムの作り方を分ける必要があること,それぞれのプログラム作成法のメリット・デメリットについて解説しました。
次に,畜産農家における牛の分娩予測を例に,最適なプログラム作成法や用意すべきデータ等,最適なプログラム構築までの流れについて解説を行いました。
後半のグループワークでは,架空の畜産農家とのインタビュー内容を元にAIを活用した課題解決について考え,グループ毎に発表を行いました。発表後は発展課題としてAI活用の導入効果をどのように算出するかについて解説し,最後に総評としてグループワークで考えた課題解決のワークフローに正解は無いが,知識として持っていることで課題に直面した際の考え方の手法として参考にしてほしいと講義を締めくくりました。
講師の河添氏 グループワークの様子