共同研究講座の概要
【 講 座 名 】 北海道自然電力共同研究講座
【 設 置 者 】 北海道自然電力株式会社
【設置期間】 2025年4月1日~2030年3月31日
講座趣意・研究紹介
この共同研究講座は、北海道十勝地域の農畜産業における営農型太陽光発電の実証研究等を通じて、十勝地域のカーボンニュートラルの実現及び持続的発展へ貢献すること目的として、実際の営農規模での実証が可能な本学の広大なフィールドにおいて、十勝地域の営農型太陽光発電が農畜産物の生育や景観等に与える影響を検証します。
十勝の農業における垂直型太陽光発電施設の影響評価を実際に畑作圃場で行うことで、十勝への再生可能エネルギーの普及や十勝におけるエネルギー供給システム構築の参照とすることが可能になることを期待されています。
【実証研究の目的】
十勝地域における基幹作物(小麦、豆類、てん菜(ビート)、牧草)の栽培や農業経営、景観等に対し垂直式太陽光発電施設の設置による影響を多角的に評価し、地域農業と再生可能エネルギーの共存モデルの確立を目指します。
【ソーラーシェアリングにおける垂直式太陽光発電設備の特徴】
垂直式太陽光発電設備は、従来の営農型太陽光発電設備で多く使用されていた藤棚式や追尾式と比べ、土地や地上部の空間に対して設備の専有面積が少ないことが特徴です。これにより、農作物の収量への影響や農業機械作業への干渉を抑えられることが期待できます。
【垂直式営農型太陽光発電設備の概要】
発電規模:743.04 kW(定格出力)
設置場所:帯広畜産大学畜産フィールド科学センター圃場
発電開始時期:令和7年12月より本学へ電力供給が開始
【今後の展望】
帯広畜産大学では、2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、省エネルギーおよび再生可能エネルギー利用を積極的に進めています。
実証研究では、農業が盛んな十勝地域のソーラーシェアリングによる再生可能エネルギーの利用可能性の検証だけでなく、地域の生態系や自然環境との共存を図る方法についても検討します。
また今回の実証研究に先立って、実証圃場における野鳥・野生動物の利用状況調査を実施しています。
事前調査では、飛来日数は多くはないものの希少な鳥類が実証圃場付近を利用することが観測されており、これらの鳥類への配慮を検討するため引き続き調査を行います。
さらに、農村景観への影響についても評価する予定です。
なお、実証研究の一部は、令和6年度地域中核大学イノベーション創出環境強化事業によって整備された次世代農畜産技術実証センターによる支援を受けて実施されます。
共同研究講座の体制図
研究成果・教育プログラム・関連イベントなど
関連イベントなど
・2024年8月20日:北海道自然電力株式会社と連携・協力に関する協定を締結・2025年2月26日:北海道自然電力と連携し「営農型太陽光発電のパイロット実験の現地見学会・講演会」を開催
・2025年6月30日:畜産フィールド科学センター圃場における営農型太陽光発電の実証研究開始について
・2025年11月10日:「垂直式営農型太陽光発電に関する実証研究設備の現地見学会」を開催











