ご検体の寄付について

当研究室では、学生への教育機会の提供のため、イヌやネコをはじめとするペットのご遺体をご検体として寄付いただいていおります。ご検体の解剖は飼い主様からも承っておりますが、学生の教育に使用させていただくため、病理検査とは異なります。

病理解剖について

病理学研究室では、亡くなってしまった動物の死因を解明するために、解剖検査を行い、必要な臓器をとりわけ、組織検査(顕微鏡での検査)を行っております。解剖と聞くと、恐ろしい感じがするかもしれませんが、獣医学生の教育、ひいては治療に携わった獣医師の診断力の向上のために欠かせない過程になります。亡くなられた動物の死因の解明は、学生や獣医師の能力向上を通して、同じような病気で苦しむ動物の命を繋ぐバトンとなります。

また、ご遺体は病理解剖検査までは冷蔵環境(氷や保冷剤をタオルに巻き、抱かせるなど)で安置いただきますようお願いいたします。冷凍をしてしまうと、十分な組織検査ができない場合がございます。遠方からのご依頼の際はご相談ください。個別に対応策を提案させていただきます。

ご検体と病理解剖検査の違い

ご検体としていただいたご遺体の検査と獣医師の方からご依頼いただく病理解剖検査の違いについて、実際の検査内容としては違いはございません。ただし、ご検体として解剖をご依頼いただく際は、獣医学生の教育を主な目的とし、検査自体は目的とならないため、診断書の発行をしておりません。

診断を目的として解剖をご検討されている場合は必ず、臨床獣医師の先生とご相談の上、病理検査としてご依頼ください。検査として病気の診断をする際には、解剖で得られる情報のみではなく、臨床獣医師の先生が集められた様々な検査結果も必要となります。正確な検査を行うためにもご理解いただければと思います。

ご検体の取り扱い

ご検体としていただいたご遺体は、教員による厳格な指導のもと、学生が主体的に解剖させていただきます。また、解剖の際には、必要に応じ開頭や骨の切断、そのほか検査に必要な部位の採取を行うため、骨の一部に切れ込みが入るなどの変化はございます。もし、ご依頼主様の意向で傷を最小限にしてほしいといったご要望がある際には、申し出ていただければ検査の必要性とすり合わせて傷が少なくなるように対応させていただきます。

解剖後のご遺体の返却については、現在は施設の防疫上の観点から対応しておりません。現在は以下の2通りの方法での対応を承っております。

  • 本学にて火葬後、ご遺骨をお返しする。
  • 本学にて火葬後、ご遺骨を帯広畜産大学の慰霊碑にて慰霊する(納骨する)。

帯広畜産大学の慰霊碑に納骨する際は、ご希望される場合、毎年実施される慰霊祭のご案内をさせていただいております。慰霊祭は例年、9月末に行われます。

お問い合わせやご相談

大事なご家族をご検体として提供いただくという判断はとても重いものになるかと思います。ご家族の皆さんで十分納得したうえでご依頼ください。もし、ご検討いただける場合は些細なことでも構いませんので、担当教員にご相談ください。

  • 渡邉 謙一 准教授
  • 吉田 希央 助教

  住 所:帯広市稲田町西2線11番地 総合研究棟1号館

  電 話:0155-49-5931(渡邉)、0155-49-5711(吉田)(平日9時から17時)

  メール:vetpathol.obihiro(アットマーク)gmail.com

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