9月29日および10月8日の2回にわたり「農畜ファイナンス(資金調達)」第1回・第2回を開催しました。
本科目は財務指標に基づく経営の健全性の視点から,資金調達の方法および適切な資金計画に基づく経営戦略のあり方について学び,自らの経営における将来性を客観的に検討する力をつけること,多様化する資金調達を理解し,適切な経営計画に資する活用方法が検討できるようになることを目的としています。
全4回講義の前半2回を帯広信用金庫 地域サポート部 副部長 庄司智宏氏を講師にお迎えし,"資金を貸す側"の視点で講義いただきました。
第1回講義では,市中金融機関や補助金など,農畜産業における多様な資金調達方法について紹介を行い,金融機関が融資を行う際には,必ず3期分の決算書と経営者へのヒアリングを基にしっかりと財務分析を行っていることが説明されました。さらに,財務分析で利用する様々な公式についても紹介いただき,分析手法の一つであるSWOT分析を使って,架空農家の経営状況についてグループディスカッションを行いながら財務分析を実施しました。
第2回講義では,金融機関が融資判断を行う際に実施する事前調査の内容やその重要性について説明がありました。グループワークでは,簡易キャッシュフローを用いた財務分析を行い,決算書の数字を見ながら経営形態や財務状況などを推察し,資金の借り入れを行うことは妥当かどうか各グループで意見をだしあいました。
庄司氏からは,今回のグループワークのように金融機関が融資を行う際は,数字だけではなく経営者への聞き取りや現場の状況など,様々な情報をもとに複数の担当者で意見を出し合って判断していることが紹介されました。また正しい経営状況を把握し,営農者に適切な支援を行うために,農協など様々な関係機関と情報共有や協力体制が必要であると強調されました。
次回の第3回・第4回講義では,"資金を借りる側"の視点から資金調達や経営計画について学びます。





