9月18日から10月3日にかけて「基礎をかためる農業会計」を全3回実施し,12名が受講しました。
本講義は今年度から新たに開講された科目となっており,始めて本格的な簿記・会計の学習をする受講生を対象に, プログラムの財務・会計関連科目を学んでいく際に必要となる,財務諸表を中心とした基礎知識を得ることを目的としています。講師として,税理士法人竹川会計事務所所属である税理士及び監査士の方々をお招きして実施しました。
左から講師の上嶋氏,乗久氏,田中氏
第1回目は上嶋亨氏を講師に,主な財務諸表である貸借対照表,損益計算書,キャッシュフロー計算書の役割や関連について解説を行った後に,キャッシュフロー計算書から読み取れる経営状況について,図を用いて詳しく説明いただきました。
第2回目は乗久敦志氏を講師に,損益計算書の各科目について詳しく説明いただきました。講義の中では減価償却が可能なタイミングなどはいつか尋ねるクイズ等もあり,受講生は二人1組でそれぞれ意見を出し合いながら答えを考えることで,学びを深めました。
第3回目は田中宏宜氏を講師に,貸借対照表の構造や目的について説明いただきました。貸借対照表の各項目にはどういった費目が該当するのか,細かく事例を挙げて説明され,受講生の理解も深まりました。
各回の講義後には,受講生から自身の業務における会計の疑問点等について質疑も出ており,これからプログラムで学んでいくための会計に関する基礎知識を習得する機会となりました。
講義風景 クイズの答えを二人1組で考える