帯広畜産大学

農畜産プロフェッショナル経営人材育成プログラム

農畜ファイナンス(資金調達)を実施しました

10月9日から11月1日の期間で「農畜ファイナンス(資金調達)」を全4回実施し,13名が受講しました。
本講義は財務指標に基づく経営の健全性の観点から,資金調達の方法および適切な資金計画に基づく経営戦略のあり方について学び,自らの経営における将来性を客観的に検討する力をつけること,多様化する資金調達を理解し,適切な経営計画に資する活用方法が検討できるようになることを目的としています。
全4回講義の前半2回を帯広信用金庫アグリビジネス推進室長庄司智宏氏を講師に"資金を貸す側”の視点で,後半2回を株式会社十牛代表取締役畠山尚史氏を講師に"資金を借りる側"の視点でグループディスカッションを交えて学びました。


講師/帯広信用金庫 アグリビジネス推進室長 庄司智宏氏

第1回目の講義では様々な資金調達の種類がある中,金融機関審査において財務分析,特にヒアリングが重要であることを説明いただいたうえで,財務分析の内容や種類,SWOT分析等の分析手法について説明いただきました。受講生は事例を元にグループディスカッションを行いながらSWOT分析を行い,事例農家の状況について分析結果を発表しました。 第2回目はキャッシュフローをテーマとして,キャッシュフローの必要性や種類,財務分析手法について説明がありました。グループディスカッションでは,事例を元に架空牧場の財務分析を行い,貸し手側の視点について学びました。

講師の庄司氏                     グループディスカッションの様子

講師/株式会社十牛 代表取締役 畠山尚史氏

第3回目の講義では,借り手側の視点から融資や投資といった資金調達方法について説明いただき,酪農経営を例に,経営の中で利益がどのように発生していくのか図を用いて解説いただきました。グループディスカッションでは,資金調達を行う際に,貸し手側へのアプローチ法や普段からの姿勢について話し合い,グループ毎に発表を行いました。 第4回目の講義では,架空の農場に関して,借り手側(農場)と貸し手側(金融機関)に受講生がわかれて,融資の要望を行うロールプレイングを行いました。借り手側は,自社のアピールポイント等を想定して説明し,貸し手側は借り手側の経営状況を知るための質問を行うことで,経営の見るべきポイントや自身の経営を客観的に見る視点を学びました。

講師の畠山氏                     ロールプレイングの様子
カテゴリ
活動報告
タグ
#ファイナンス
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