帯広畜産大学

農畜産プロフェッショナル経営人材育成プログラム

アニマルウェルフェアと持続的な農畜産業経営を実施しました

12月13日及び20日の2日間で「アニマルウェルフェアと持続的な農畜産業経営」を実施しました。
本講義は,日本においてインバウンド需要,畜産物の輸出などをきっかけとして議論になりつつあるアニマルウェルフェアについて,基礎的な理解を得るとともに,農畜産業経営においてアニマルウェルフェアの視点がどのような効果をもたらすのか,経営・経済学的に理解することを目指して,今年度新しく開講された科目です。
本学瀬尾准教授及び岩本教授を講師に,合計9名が受講しました。

第1回目は瀬尾准教授を講師に,アニマルウェルフェアの基礎知識について学びました。
始めに,鶏,豚,乳牛,肉牛に関して日本における飼育実態や海外におけるアニマルウェルフェアの取組や制度について,現状を踏まえ説明しました。次に,アニマルウェルフェアとは,動物の状態を良くすることであるとしたうえで,行動や生理的指標を基に科学的に捉えるものであること,愛護との違いについても説明を行いました。また,海外や国内企業において取り組んでいるアニマルウェルフェア認証商品の解説や,乳牛におけるアニマルウェルフェア認証及び,経費をかけずに取り組むことができるアニマルウェルフェアについて紹介を行いました。

第2回目は岩本教授より,始めにアニマルウェルフェアの歴史的な背景や日本の政策としてのアニマルウェルフェアについて説明を行いました。次に,アニマルウェルフェアに配慮した畜産経営のメリットとデメリットについて説明を行った上で、全国の酪農家を対象に畜産協会が実施したアニマルウェルフェアの取組状況調査について紹介を行いました。また,岩本教授が実施したアニマルウェルフェアの消費者評価の調査についても紹介し,日本の消費者において,アニマルウェルフェアの認知度は低いものの,アニマルウェルフェアの考え方に賛同する意識が高いことを説明しました。最後に岩本教授の個人的な所感として,今後日本の政策としてどのようにアニマルウェルフェアが取り入れられていくかについて説明し,講義を締めくくりました。

講義の様子
カテゴリ
活動報告
タグ
#R6新設#アニマルウェルフェア
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