11月5日,21日の2日間で「儲ける農業経営」を実施しました。
本科目では,決算書の仕組みを理解し,営農類型別の利益管理手法を学び,活用する実践力を養うことを目標としております。
講師には,公認会計士及び税理士である本学顧問竹川博之氏をお迎えし,座学とディスカッションを交えて講義を行いました。
第1回目の講義では,冒頭に竹川氏の自己紹介と本講義のねらいについて説明を行いました。その後,「どうする?儲ける農業経営?」をテーマに「農業に経営的視点は必要か?」,「農業で"もうけた"という測定はどうするのか?」,「経営管理は必要か?」といった3点についてグループディスカッションを実施し,受講生による発表が行われました。発表内容を踏まえ,利益の捉え方,経営理念を設定する重要性,PDCAサイクルに基づく経営管理の考え方について,事例を交えながらご説明いただきました。
第2回目の講義では,財務会計と管理会計の役割と必要性について説明したうえで,費用と変動費と固定費に分けて表示する「変動損益計算書」について,実際に電卓を使いながら学びました。通常の損益計算書とは異なり,すべての費目を変動費または固定費のどちらかに分類して表示することで,目標利益が明確になり,経営計画の策定につながる手法であることをご説明いただきました。
竹川氏は,現在は会計ソフトに数値を入力すれば自動で計算できるものの,数値の意味を理解するために,まず最初の3年は紙と鉛筆で計算しながら作成してほしいと述べられました。最後に,会計は税の申告のために行うものではなく,自身の経営状況を把握し,経営を自分のものとしていくためのものであると講義を締めくくりました。





