令和8年2月7日(土)、北海道大学総合博物館「知の交流」ホールにて、サイエンス・カフェ「ココロでつながる馬と人~研究者がひも解く協力のしくみ~」を開催しました。
本イベントは、北海道大学統合URA本部と帯広畜産大学次世代農畜産技術実証センターの共催によるものです。研究者と市民の双方向の対話を通じて、北海道における「馬」を対象とした研究の社会的認知を高めるとともに、両大学の研究連携を促進することを目的としています。当日は「馬と人の関係」という北海道らしいテーマに多くの関心が寄せられ、計80名の方にご参加いただきました。
研究紹介
まず帯広畜産大学グローバルアグロメディシン研究センター 南保教授より、帯広畜産大学が取り組む「馬介在活動」と獣医療技術について紹介がありました。受精卵移植などの繁殖技術を用いた希少な遺伝資源の保存に加え、帯広畜産大学におけるセラピーホース等の馬の利活用など、地域に根差した社会貢献活動についても語られました。
続いて北海道大学 文学研究院 行動科学分野 瀧本准教授からは、動物心理学や比較認知科学にもとづいた馬のコミュニケーション能力についての研究の紹介がありました。馬が人の表情や視線、さらには注意の状態までも敏感に読み取っていることを、実際の実験映像や科学的なデータによって裏付けられる「馬と人のココロのつながり」の深さと「動物心理学が馬のためにできることとは」という問いを参加者と共有しました。
クロストーク・質疑応答
イベント後半では、獣医学と比較認知科学という異なる専門を持つ両大学の先生が互いの研究アプローチについて質疑を交わし、今後の研究連携の可能性について意見交換が行われました。
また、会場の参加者からも「実際に馬と接する中での疑問」や研究に関する質問が次々と寄せられ、予定時間を惜しむほどの活気ある交流の場となりました。
今回のサイエンス・カフェをきっかけとして、今後も北海道大学と帯広畜産大学による研究連携を推進してまいります。









