第2回 食肉の嗜好性に関するアンケート調査結果 中間報告

 第2回アンケート調査では,全国各地,幅広い世代の388名のみなさまからご回答をいただきました(2025年5月11日現在).ご協力ありがとうございました.
 このアンケートは,食肉の嗜好性や食文化と,食肉由来感染症の関係性を知るために行なっているものです.第1回のアンケートでは,それぞれの地域ごとに,肉を食べる頻度について調査を行いました.第1回の結果はこちらからご覧いただけます.家庭においては豚肉と鶏肉が高い頻度で食べられていました。
 第2回アンケートでは豚の肉(筋肉) ,レバー ,消化管を食べる際の調理法についてお聞きしました.調査は引き続き行なっておりますが、現在までの結果を報告いたします.
 次回は牛の肉や内臓について調査を予定しています今後ともご協力いただきますようよろしくお願いいたします.

1.  過去1年間に豚の肉(筋肉)をいろいろな調理法で食べたか

 過去1年間に,豚の肉(ロース,カルビなどの筋肉,ハツ,タン)を焼肉,串焼き,焼く(焼肉と串焼き以外),煮る,揚げる,低温調理,生(あるいは半生)の7つの調理法で食べたか質問しました.約80%の方が焼き肉で豚肉を食べたと答えました.東日本では83%,西日本では69%が焼き肉で豚肉を食べていました.豚肉は焼くだけでなく,煮たり揚げたものも好まれているようです.1.5%の方が,意図して生あるいは半生で食べていました.

第2回結果公開 1%20のコピー

2. 過去1年間に豚のレバーをいろいろな調理法で食べたか

 過去1年間に,豚のレバー(加工品や冷凍食品を除く)を質問1と同じ7つの調理法で食べたか質問しました.レバーは肉と比較すると食べる頻度はかなり低いようです.焼き肉でレバーを食べたと答えた方は26%でしたが,東日本では28%,西日本では16%と,肉と同様に東日本の方が豚の焼き肉を好んでいるようです.最も食べられている調理法は「焼く」でしたが,約40%にとどまりました.低温調理で食べた方は2.1%,生あるいは中心部が生の状態で食べた方は0.8%でした.

第2回結果公開 2%20のコピー

3. 過去1年間に豚の肉、レバー、消化管をどの調理法で食べたか

 いずれの部位も、最も多い食べ方は「焼く」でした.肉については、トンカツなど「揚げる」が多いかと思ったのですが,「揚げる」を「煮る」が上回りました.肉じゃがなどの煮物で食べているのでしょうか(ちなみに,「煮る」と回答した方の割合は東日本と西日本で差がありませんでした).

 半数以上の方が1年以内に豚レバーを食べなかったと答えました.43%の方が1年以内に消化管をべなかったと答えました.豚と比較して,牛の内臓がどれほど食べられているのか、気になりますね.

第2回結果公開 4


 日常的によく食べられている豚肉ですが,主に焼いて,ついで煮て食べられているようです.消化管は煮て食べられることも多いという結果でした.第1回アンケートの結果より,豚肉は牛肉と比べて安価なことから,鶏肉と並んで頻繁に食卓にのぼるということが分かっています.一方,たまに食べるご馳走である牛肉は,どのような調理法で食べられているのでしょうか.次回のアンケートもぜひご協力をお願いいたします.

 最後に,みなさんに自由に回答いただいた豚肉や豚内臓の調理法などについていくつか掲載させていただきます.
・自宅ではこま肉の炒め物か豚じゃがのような煮物を,外食では角煮やとんかつ,メンチカツを好んで注文します(関東地方)
・もも肉,バラ肉,スペアリブを焼いたものが好き(関東地方)
・豚肩ロース,トンカツ・ポークチャップ(北海道地方)
・長崎に住んでいたのでモツ鍋をよく食べていました。飲み会のコースには必ずといっていいほどモツ鍋がついており,締めにちゃんぽん麺を投入するのが大好きです(北海道地方)
・薄切りのちょっと脂身の多い豚肉をただ焼いて塩で食べるのが好きです.豚ホルモンは湯がいたものを買ってきてキムチ鍋に入れたりキムチ炒飯に入れたりします(中部地方)
・バラ肉の生姜焼き(東北地方)
・小腸,味付け焼肉(近畿地方)
・口の中でほどける味噌ラーメンに入っている豚バラチャーシュー,市販の何でもないたれで作った豚ロースの生姜焼き,分厚いけどジューシーな分厚いロースのトンテキ,肉のうまみがしっかり感じられるヒレや油のうまみが感じられるロースのとんかつ(低温調理後に揚げられていると尚良),餃子(北海道地方)

 お腹が空いてきますね.たくさんのコメントありがとうございました.楽しく拝見しております.

第3回アンケート回答はこちら

お問い合わせ

〒080-8555
北海道帯広市稲田町西2線11番地
帯広畜産大学 総合研究棟1号館2階
Email: msasaki[at]obihiro.ac.jp
送信時に[at]を@に変更してください